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2011/12/16

中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価方法書(山梨県)に対する意見の提出(動物・植物・生態系、大型猛禽類、貴重種)

(9)動物・植物・生態系:調査地の取り方
・調査地は標高差が大きく、河川、里山、亜高山、高山と変化に富んだ地域なので平面的ではなく様々な環境についてできるだけ細やかに設定して欲しい。
・哺乳類の調査方法は、この地域のコウモリ類は文献として公表されているものは少ないが、10種類以上の種が確認されているので注意して調査する必要がある。
・両生類の調査方法は、調査時期で冬季の調査が設定されていないが、ヒダサンショウウオの産卵期、またナガレタゴガエルも同様なので、冬季が不可能ならば水に入る時期である晩秋、または産卵期である早春の調査が必要である。そして、アカイシサンショウウオやタカチホヘビなど一般目視では出てきにくいものがある。調査は昼だけでなく林道沿いなどでは夜間調査も必要で、夜行性の爬虫類・両生類もある。
・調査対象種については、貴重種だけでなく、全種調査を行うことが必要である。特に甲府盆地から南アルプス地域に入る里山での全種調査が重要である。
(10)大型猛禽類(イヌワシ、クマタカ)の取扱いについて
・方法書では、繁殖状況が確認された鳥類のなかで、イヌワシ、クマタカの繁殖確認記録が記載されていない。特に早川町周辺では、営巣や生息が日本イヌワシ研究会により確認されており、詳細な生息分布調査と繁殖状況調査の徹底を求めたい。また、専門家の現地調査実施については、事前に調査者、調査期間、調査内容等、地元自治体へ周知すべきである。
(11)貴重種について
・過去の調査資料が不足しているだけに、詳細な現地調査を綿密に行って欲しい。リニアの工事により、貴重種や特殊群落の生育に影響を及ぼすと判断した場合の対処方法、対処後のモニタリング調査について明確に記載する必要がある。
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